12. 期間
希望の納期、期間などスケジュールについてもあらかじめ想定しておきます
期間(スケジュール)では、利用開始の希望時期を記載します。
先に示したシステム開発の流れに当てはめると、★印の時期を想定します。
利用開始時期(システム稼働を希望する日)を決めます。
新システムの稼働時は、システムの操作習得などの負担がかかる時期になります。
関連する部署の業務内容をもとに、最適な時期を検討します。
仮に、
・受注業務がピークである4月~5月は除きたい。
・年度末は営業部門が挨拶回りなどの業務が入るため、12月の稼働は避けたい。
という状況であった場合、6月から11月までの間が最適と思われます。
これに、新システムへの習得期間を約1か月考慮すると、9月が導入しやすい時期と想定することができます。
5章 期間
新システムの稼働時期は9月からを希望します。
仮に、それ以降になる場合でも、業務の繁忙期を避けるため11月には稼働していることが望ましい。
稼働の希望時期を提示することで、提案するシステム開発業者はスタート(要件定義開始)時期やテスト開始時期、必要であればデータ移行やマスタの整備時期など必要なアクションを含めたスケジュールを提示してくれます。
また、開発期間が短い場合には、パッケージの導入を提案に盛り込むなど提案内容を決める要素にもなりますのではっきりとした意思表示をしておく必要があります。
話が前後してしまいますが、この利用開始時期を想定して、RFPの作成/提出時期をいつごろまでに提示したら良いかの目安を立てることができます。
開発規模にもよりますが、利用開始時期の少なくとも4か月、少し大きな規模になることが想定される場合は6か月から1年前に準備をすることが必要になります。