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イベントがうまく活用できるようになった理由
2016/4/28
ある企業の当初の悩みは、「あまりイベントで、成果がでていなくて、参加に関して疑問もあるのですが・・・」
どちらかと言うと、消極的なイメージでした。
イベントやセミナーなどの主催は、費用・人手の面からも負担はかなり大きくなります。
利益が出ているうちは、「広告宣伝の一環」と割りきることもできますが、売上が低迷してくると「今すぐ」客を探したくなります。
イベントに関して、見直す点はいくつかありました。
その中の一つが、「目標設定」と「事後の活動」
まず、目標設定では、集客/アンケート回収数 /その後のフォロー人数/成約数、とそれぞれの目標値を設定しました。
実績を集計するのは、CRMに登録された人の数です。
集客数に関しては、おおよその数を記録し、アンケート以降は、具体的な人のデータを顧客として登録していきます。
アンケートに記入いただいた方には、翌日メールでのお礼。その後、電話でのフォローと、順序だててやることを整理し、その都度システムに記録していきます。
こうすることで、実績の集計ができるようになります。
そして、その後の成約数を期間分析することで、おおよその特徴がつかめるようになります。
この効果はすぐに表れました。
まず、参加するスタッフの意識が変わったこと。
目標が明確になると、結果が気になります。その成果が数値で現れるようになると、お客様一人ひとりをしっかりとみるようになるのです。
それは、アンケートの記載内容から読み取ることもできますし、メールへの返信があったか・なかったか、具体的な行動に対するお客様のリアクションから、絞込みができるようになります。
この流れが出来上がると、「今すぐ」とまではいかなくても、比較的成約の早い顧客が見分けられるようになります。
アンケートの内容やツールを使うタイミングなど、いろいろな要素がありますが、それも何度か経験を積むうちに成功事例が解ってくるようになります。
近道は、ありません。
ただ、同じことを何回も繰り返さないように、どこか少しでも変化をつけて、うまくいくパターンを探していってください。